綿　環境　エネルギー　優しい

綿は環境にも優しい

光合成によるCO2削減

綿は、植物繊維です。植物は光合成をするときに、二酸化炭酸と水を吸収し、酸素を大気に返します。

綿は、栽培中に光合成により大気の浄化作用を行い二酸化炭酸による地球温暖化の防止にも寄与しています。

１エーカー（≒４千平方メートル）あたりの綿の木は、１年間に２２．７トンの二酸化炭素を大気から吸い取って１６．５トンの酸素

を作り出しているといわれています。

綿花の総栽培面積は８千万エーカーですので、１８．２億トンの二酸化炭素を吸い取り、１３．２億トンの酸素をつくっていること

になります。

エネルギーにも優しい

綿は植物繊維なので、石油を原料とするポリエステル等の化学繊維と比べると、太陽や空気があって、人間が土地を耕作し

続ける限り、年に一度づつ収穫を約束してくれます。しかも、平均して１エーカー当たり２４０キログラムが収穫されるので、資源

や土地の有効利用の面からも綿の生産は効率的です。

また、綿の生産は太陽エネルギーを効率よく利用しているので、繊維の生産に要するエネルギー消費量は約1/3~1/10と

少ない省エネ型繊維です。

綿のリサイクル

綿は、昔から有効再利用されている繊維ということができます。

綿の浴衣がしばらくすると寝間着やおしめになり、その後、雑巾としてボロボロになるまで利用されていました。

自然界には、セルロース（繊維素）を分解する消化酵素をもつ微生物がいて、土の中に埋めると綿は土に帰ります。

また、燃やしても、水と炭酸ガスになるだけで、有毒ガスを発生しません。

綿は、太陽エネルギーを取り入れながら、生産→使用→廃棄→分解→自然への回帰→生産というリサイクルを永遠に続けま

す。

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